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えぇ話や~蟲師#7話「雨がくる虹がたつ」

えぇ話や。

今回は、蟲自身が人間と係わるものではなく、自然と同じくただそこにある存在として描かれているだけで、それよりも虹を追う男”虹郎”(こうろう)の自分自身を追う旅の帰結と、親父と息子の不器用な男同士の想いを主軸に描かれており、これまで、少し重たい話が続いてたので、今回は見終わって「ほっ」とするような、何かが満たされるようなお話でした。

橋大工の父親が見た一番美しいものの名を与えたいという願いから息子に付けた名前。
(父親は、その虹の姿をした蟲[虹蛇]に触れたために、”いわくつき”になってしまうのですが、それは話の本筋ではありません。)
”虹郎”自身も、父親のその想いを感じていながらも、応えられない自分、父親を越えることができないもどかしさから、自分を”いわくつきの親父を「常に背負う」名”と自虐的に呼びます。
父や兄と比べると橋大工としては不出来な自分からも逃げるように村を出て虹[虹蛇]を追い続ける”虹郎”。
それは、何かになりたいと思いながらも何者にもなりきれない自分を誤魔化し、他に生きる目的を探すという代償行為にしかならないのですが。
ギンコにも、もっと気楽に生きればいーにとか言われますが、
いーんだよー!そんなときもあるんだよー!!
(↑自分の心の声 ^^;)

最終的に、虹蛇の本質に触れた”虹郎”は自然にある生命の大きさを感じ、長い間抱えていた拘りを捨てて、自分のできる事を精一杯やって生きて死んでいった(であろう)というエピローグになるのですが、名を残さずとも人の歴史や生活の礎となるものを残して生を全うするというところが感じ入りますね。

虹の橋は見果てぬ夢の橋
橋のに眠るは真実の自分。

虹蛇の流れに触れた”虹郎”は、大いなる生命の奔流の中で、どうともならない大きな存在
をあるがまま感じ、それとは気づかないままに、心の奥に押し込めていた自分自身をも解き放つと同時に自分の生も掴んだのでしょう。

なんか、演出と作画を変えれば、できのいい日本昔話でもいーようなお話ではありましたが(市原悦子の声が聞こえてきそーだ)、TVの初見では、ややあっさりとした印象を受けたものの、原作は繰り返し読めば読むほど、父親の息子に向ける愛情、息子の父親への素直になれない憧れとかいったものが味わい深く感じられます。
今回、ほとんど女っ気なし(おっ母さんぐらいか)ですし、オヤジ趣味の話か?!^^

乗り越えようとしても乗り越えられない父と兄の存在。
それらから逃げるように他の事に打ち込むしかない自分に違和感を感じながらも、ある事件をきっかけに、自分自身を見つめなおし、いつしか父と兄と同じ道を歩み、いつしか自分の道を踏み出している。
・・・うーみゅ、なんか『バックドラフト』を思い出してしまいました。
てーことは、”虹郎”がウイリアム・ボールドウインで”ギンコ”がロバート・デ・ニーロか?(ウソウソ)

しかし、これが原作#2巻#4話なので、次回は#2巻のどれかな?と思ってたら、「海境より」って、いきなり原作#3巻ですか?
DVD発売予定からは全26話の予定ですが、もう原作#2巻には戻ってこないのかなー?
TV放映されるまでは我慢!って、原作読みこなしてないけど、ぱらぱらめくった感じでは「やまねむる」も「筆の海」も「綿胞子」も雰囲気よさげなのに。

で、「筆の海」と「綿胞子」はつい読んでしまいましたが、「筆の海」の淡幽お嬢さんなんてイメージだけですが、「堤中納言物語」の『虫愛づる姫君』みたいで萌へますのに。(←オイコラ!)

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受信: 2005年12月 9日 (金) 14時02分

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今回のお話の蟲は、自然現象に近い虹によく似た「虹蛇」。内容としては、蟲そのものよ [続きを読む]

受信: 2005年12月10日 (土) 01時54分

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