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よみがえる空 #7「Bright Side of Life(後編)」

■ 2005年8月17日 10:20捜索開始

雷雲の中で墜落したイーグルのパイロット2名の捜索に出動した一宏たち。
しかし風雨による視界不良の中、捜索は難航します。
そんな中でも波間の浮遊物を的確に視認する本郷三佐。
本郷三佐が見る、その先に目を凝らした一宏が見つけた物は、破損したイーグルの垂直尾翼。
見事にOJTで鍛えられてます。

07res1 そして3時間後にはパイロットの1人を発見しますが、既に死亡していました。
ヘリに引き上げられ安置された遺体の、天に伸ばした左腕に腕時計だけが動く姿が痛々しいです。
最期まで、その腕に命を掴みたいと願ったのでしょうか・・・。
その状況に本郷三佐が思い出すのは過去の自分の事故のこと。
人は多かれ少なかれ抱えているものがありますが、その重さに潰されない強さを持つことが本当に生きることですね。

また、病院の安置室で遺体と対面し死顔を見る父親の悲しみは察するに余りあります。
突然の事故で奪われる命。
パイロットや整備ミスによる人為的エラーでなかったのが救いですが、だからこそ現実にはJALJR西日本の体たらく、ましてや悪質な違反で起こす死亡事故(加害者が危険状態に自らを置く行為など過失どころか故意による殺人と断じてもいいぐらいです)など、我が身や家族に被害が及ばない限り、事の重大性を感じ得ない無神経さは愚者の極みです。

話は戻って、夜を徹しての捜索活動が続けられますが、あせる一宏は別の浮遊物を要救助者と見間違ってしまいます。

必死なのは必要ですが、あせる心が余計なミスを生む。

全力を尽くしても、同時にクレバーさを要求することを教え込む本郷三佐のOJTは強く一宏の心に印象づけられたことでしょう。
何百時間の講義より一回の経験の方が、現実の対応力として身に付いていくものです。

07res2 そして夜が明けて天候も回復し視界も戻ってきた中、ライフキットに包まれて波間に浮かぶパイロットを一宏が発見します。

■ 8月18日 07:07分捜索終了

昼夜をかけた捜索の結果、もう一人のパイロットは生きて救助されますが、黙々とした救助活動を見せられているだけなのに、この重厚さは何でしょう。
そこに骨太なドラマが展開されているから、固唾を飲んだまま画面を見せられてしまいます。

そして、遭難者が助かって良かった良かったではなく、更にEDに向けた展開がうまいです。

救難活動が終わり、予定していた職場の宴会で、隊長の乾杯の挨拶で、救助されたパイロットは一命を取り留めたが頚椎損傷で半身不随の可能性もあると聞かされ、黒木の

07kuro 「たとえ歩けなくなっても、目が見えなくなっても、人には何かやれることが必ずあるはず」

という言葉(いい言葉です。何かあると死にたがるやつらに聞かせてやりたいものです。)に何かを感じた一宏は、二次会への移動の間に実家の父親のことを想い電話を掛けます。
前回のお盆休みの帰省のシーンであったとおり、一宏の父親は事故で車椅子の生活をする身体です。

一宏からの電話は不器用に父親のことや実家の酒屋のことを気遣う内容。
併せて、帰省の際に弱気になっていたことから、

「今の仕事を止めて実家を手伝おうか」

と言ったことは冗談だと照れくさそうに取り消します。

07fath それを電話口で聞いていた父親の嬉しそうな顔が良いです。
自分たちのことを心配してくれるのは嬉しいけれど、それよりも自身の思う仕事をしっかりとやってくれていることの方が、親としては何倍も嬉しいという笑顔です。

そして、二次会のカラオケでは、順番が回ってきた本郷三佐が渋い顔で入れた歌が

07hon2ひょっこりひょうたん島

07kazu1 最初は囃し立ててた皆が、訥々と歌う本郷三佐に一瞬静まり返りますが、本郷三佐の想いに、がむしゃらに歌を合わせる一宏に続いて、全員での大合唱が。

0kara3

07kara2

07kara407kazu

 

07kara5

見事です! さすが高山文彦です。

前回からの伏線、構成の妙と、それぞれの心理描写が効いてます。
思わず涙しながら拍手しそうになりました。
まさか、ひょっこりひょうたん島で泣かされるとは思いませんでした。
07megumi
今回は、”めぐみ”ちゃんなんて添え物です。(^^;

それにしても、本郷三佐の歌の相方にco-パイ(副操縦士)の一宏も歌えと一同で囃し立てる様は、さすが自衛隊。見事に体育会系ですね。
そー見ると、なんか一宏って、すっきりしすぎて文科系っぽいんですよね。(笑)

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「いや〜、電話の一報を聞いて泣き出す奥さんを見て、あたしゃもらい泣きしそうになったね」 [続きを読む]

受信: 2006年2月25日 (土) 14時25分

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