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誰も知らないラストってこんなもの~映画ZガンダムⅢ 星の鼓動は愛

3/4土曜日の初日に観てきました。映画ZガンダムⅢ

先にラストから言いますので、まだ見てない人は読まない方がいーです。


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やはり、最後は精神崩壊すべきでしょう。

富野監督自身、これまでの作品で、あまりにも理不尽で我儘なキャラや世界を描きすぎたことが、次の世代への悪影響、罪であったと言ってるようなので、こういうラストもありでしょうけど、やはり、カミーユには残酷な一つの教訓になってほしかったかと。

人の業として、この世界は善意とともに悪意と矛盾にも満ちていて、傷つきやすい魂は壊れやすい。
だからこそ、生物として生きていくために、傷ついても壊れない強い精神を鍛えねばならないし、悲しみと悪意に満ちた世界を、次代のためにも善き世界へ導く努力を怠ってはならない。

その教訓として、あまりにも理不尽な大人たちに振り回されたカミーユは、世界のサクリファイスとしてTV版同様に一度精神崩壊すべきだったかと思います。
ただ、TV版のように完全にあっちの世界(笑)に行ってしまっては救いがないので、現実と精神世界の狭間で両方に揺れ動く精神ということでもよかったのかなと。
その表現として、ファの問いかけに的はずれな答えをしながらも、時として現実的な受け答えもし、世界の核心を感じさせる超越的な言動をしたりする。
その混乱した言動のアンバランスさが、精神の異常さを感じさせながらも、覚醒した魂の復活の潜在も感じさせる。というところでしょうか。

それはともかく、結局、UC0087の勢力圏にはなんの決着もついてないんですよね。
基本ストーリーはTV版のままなので、権力の覇権を 狙ったティターンズのジャミトフとバスクはシロッコに殺されて、その力を利用しようとしたシロッコも倒されて、地球連邦内の先鋭的な流れは抑制されたもの の、アクシズは健在で、まだ不穏な情勢を導きかねない状況は残されたままです。

誰も知らないラストと言うなら、反目しながらも世界の在り様を模索し、未来を変える予感を感じさせるシーンをここに追加して、TV版がZZに繋がったところを変更して、Zだけで決着を着けても良かったかもしれません。

まぁ、ハマーンさまはジオン再興という大義を掲げながらも、個人的にはシャアに袖にされた恨みを持っているようですし、あそこまで可愛さあまって憎さ百倍みたいに責め続けている話のままでは無理ですかね。
個人の情念、感情が世界を歪める根底に潜んでいるというのが人間の業というもので、なにせイデオンでは娘に対するドバ・アジバの父親の情念が宇宙崩壊まで引き起こしてしまいましたし。(^^;

そんな人間の業を一番表しているのが、男がヤザンと女がレコアですかね。
人間としての闘争本能を満足させるために自ら戦場に身を置き、人を殺すことに愉悦を感じるヤザン。
一方、巣作りを基本とする女としての存在を、男の都合のよいようにではなく、ありのまま認め、自分を主張させてくれる男を求めるために、自己チューに男を乗り換えていくレコア。
まぁ、どちらも、人の情など感じず、世界を己の思うように変革しようとするシロッコに利用されているだけなのですが。

で、先に書いたように、ラストまでのストーリーは基本的にTV版どおりなのですが、全体の時間もなく、ほぼ局地戦の連続なので大味すぎた感があります。
何のための局地戦なのか、戦略の目的が見えないため、ストーリーが分かりづらかったようです。
もうTV版なんて初見以来ほとんど見てないので、基本ストーリーは知ってても、詳細は覚えていませんし。(^^;
もう少し戦闘をぶった切って、ゼダンの門へのアクシズ激突とグリプスⅡ攻防戦の2つに絞った方が良かったかもしれません。

また、地上編はバッサリ切られてたので、友人大好きなサイコガンダムⅡも出ませんでした。(笑)
なので、フォウとの悲恋も、アムロが言う人間の繰り返す愚かさもなかったのが残念でした。
その分、カミーユのことを一途に慕っていたファの想いが叶えられたのが、TV版にはなかった、シロッコを倒したカミーユとの宇宙空間の抱擁でしょうが、ファが両足をカミーユの腰に絡ませたまま宇宙空間を漂うシーンは、まんま無重力SEXですね。
狙ってやったな、富野のじじぃ。(笑)・・・いやいや、失礼。

そーいえば、ラストにセイラさんも出てきましたが、井上遥さんは既にお亡くなりになっているので、しゃべらないかと思ってましたが、ライブラリーで過去録音出演でした。

で、最後にツッコミ。

■ そのいち

シロッコを倒すときに、TV版同様、あいかわらずZが人の魂を吸って力に変えるマシーンであるという表現で行くのですが、昭和の良き時代の演出ならまだしも、今でもやるのはちょっと失笑かも。
それよりTV版のフィルムをそのまま使ってるので、カミーユお兄ちゃんの亜美・・・いや、ロザミア(^^;)の魂も出てくるのですが、はて?映画の構成で彼女がカミーユに力を貸すほどの絡みがどっかでありましたっけ。
とゆーより、どこでお亡くなりになったのか覚えてません。(笑)

■ そのに

エマさんのMk-Ⅱを助けるために、ヘンケン艦長がその身を盾にするのはいいのですが、戦艦一隻と乗組員を共に犠牲にするのは艦長にあるまじき行為では。
漢が女のために命を賭けるのに、他人を巻き込んではいかんでしょう。
せめて、ラーディッシュが撃沈しかかっている状況で、最後の手段として生存者は全て退艦させて、艦長一人で女のために散ってゆくなら、漢の本懐ここに見たりですが。

■ そのさん

最後にZが、ウェイブライダー形態からMS形態に、ゆっくり変形していくのは、やっぱVer.2も発売されたばっかですし、スポンサー様へのサービスでしょうか。
ぜひ、みんなもプラモ買って変形を確かめてみてね。とか。(笑)

とゆーことで、TV版も映画版も記憶だけでプレイバックして書いてますので、いろいろ間違ってたらゴメンナサイ。(^^

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