1年前は(06年4月~6月)

過去最高の新作開始と言われた06年春。
たしかに、見てるのも優に40本超えてしまいました・・・。

■ ブラックジャック
 原作の短編連作から趣向を変えて、TVオリジナルのノワールプロジェクトを縦糸に、原作のエピソードを横糸に組みなおした連続物に。BJの親父って、こんなんでしたっけ?と違和感あり。(^^;

■ 名探偵コナン
 まだ続くか?

■ ひまわりっ!
 キングなので、質は悪くはないのですが、話が・・・。アホ。
 ゆすら役の、久しぶりの中田あすみは、あいかわらず。(/- -)/

■ ラブゲッCHU
 携帯電話ゲーム原作ですし、キャラデも思いっきりマンガ的なので、そこまで期待してなかったんですが、楽しい曲調のOPや主役の苺原桃子の元気キャラが、なかなか楽しめてました。

■ エンジェル・ハート
 2クールかと思ってたら、なんと1年もの?

■ 桜蘭高校ホスト部
 原作はLaLa連載当初に本誌で読んで知ってたので、悪くはないけどそこまで期待してませんでしたが、いや、さすがBONES。監督の五十嵐卓也に脚本の榎戸洋司、キャラデの高橋久美子と、見事な完成度でした。

■ 女子高生
 ネタがエロいっちゅーより生々しぃ。ヘ(-_-ヘ 
 声優の力量で持ってはいたものの、画はヘタレ、演出はダメダメでしたね。

■ うたわれるもの
 ゲーム原作なので1クールかと思ったら、2クール?話もキャラも地味なので、いまいち盛り上がりに欠けたかも。

■ BLEACH
 ソウルソサエティ編も佳境を迎え、このままじゃ原作に追いついてしまうので、とりあえずTVは終わりかと思ったら、TVオリジナルのバウント編ですか。星矢のアスガルド編みたいなもの?

■ 涼宮ハルヒの憂鬱
 #1話に自主制作映画の朝比奈ミクルの冒険を持ってきたことで、原作を知らない者にとっては、わざとらしい演技の下手さのあざとさが鼻について、作品評価がマイナススタートとなったので、世間で言うほどにはハマれないまま、消化不良の作品となってしまいました。

■ 獣王星
 原作の樹なつみの薄っぺらい画(少女漫画なのでしょーがない)とは違って、逢坂浩司による骨格のしっかりしたキャラは、なかなか見事。1クールだったので、後半は話が駆け足だったのが残念。

■ ひぐらしのなく頃に
 作画がヘタれ気味だったのが何ですが、演出と声優陣の演技は見事。#1エピソードのバッドエンディングのような、いい意味で胸糞悪くなるようなオチは○。思わず、なんじゃそりゃー?!

■ ARIA the NATURAL
 1stシーズンが意外と良かったので期待してたのですが、あまりの作画のヘタれに・・・。今回は最初っから2クール決定なのに、もったいない。

■ 吉永さん家のガーゴイル
 ガーくんに若本規夫をアテたことが、勝利の鍵だ!(゜▼゜*)
 斎藤千和との掛け合いが○。

■ 夢使い
 原作まったく知らなかったんですが、アニメとしては、よくまとまってたと思います。必殺技がガガガ的で、けっこう好きでした。

■ スクールランブル二学期
 一学期に続いて、なかなかテンポよく笑かしてくれました。

■ NANA
 そこまで期待してませんでしたが、硬派なとことコメディ部分の対比がなかなか、(^u^)うぷぷでした。

■ 姫様ご用心
 眼を瞑って聞いてると、なぜかそこにミルフィーユの影が・・・。(^^;

■ いぬかみっ!
 く、くだらん。ε=(~Д~;)・・・でも、好き。(=^_^=)
 しかし、やっぱ基本フォーマットは、うる星のような・・・。

■ .hack//Roots
 OPが梶浦由記にEDがALIPROとは、ある意味濃ゆい。

■ Fate
 1クールから2クールへの転調のところで、少しもたつき感があったものの、最後は気持ちよくまとめて、なかなか高潔なラストで◎。
 でも、うちらの世代でギルガメッシュと言えば、やっぱ石森章太郎のキング連載ですか。(←いくつだ、お前:笑)クローンやキメラという言葉もこれで覚えたよーな。

■ ゼーガペイン 
 サンライズで幡池裕行キャラ原案の割には、あまりな作画に、出だしは、しょせん夕方台の番組かと思ったものですが、生命の量子化というネタと意表を突く展開で、けっこう見せてくれました。

■ 砂沙美 魔法少女クラブ
 OPは意外と秀逸。でも主役陣の演技は子供なのでヘタ。でもでも、話は意外と良いので、下手な演技も頑張って聞こえる。(^^

■ かりん
 ラスト付近はけっこうシリアス気味だったけど、やっぱ、オチはそんなもんかー。(・-・*)
 楽しめた半年間でした。

■ ザ・サード
 久しぶりに見た気がする正統SFジュブナイル。前向きな火乃香は、ええ子や。

■ 錬金3級 まじかる?ぽか~ん
 なんや訳わからんショートコメディ。平田雄三の画は嫌いじゃないし、声優陣も頑張ってるけど・・・あっちゅー間に終わった1クール。

■ ガラスの艦隊
 これは銀英伝ベルばらか?とゆーよーな、GONZOお得意の前時代的設定SF大河ロマン。がんくつおーより、すっきりあっさりしているけど。

■ シムーン
 マ王をうまくまとめきった西村純二が監督で、西田亜沙子キャラデで期待してたのに、アンニュイな雰囲気ばかりが先に立ってて、話が全然×。

■ 彩雲国物語
 NHKいい男シリーズ第二弾?(^^;
 大島美和の画は良いし、自立してる女の子は気持ちいい。

■ ウルトラマンメビウス
 ネクサス、マックスと実績を上げて、コスモス以来の平成シリーズ王道パターン復活。良いです。

■ BLOOD+
 シュヴァリエ化して復活したと思ったら、ディーヴァの種馬化で死んでしまったリクに、その数年後のイギリスで成長したカイと、展開は悪くはないものの、話に芯がないから、展開だけで目先を誤魔化そうとするのが、いまいち。

■ ツバサクロニクル
 原作は読むほどでないので、まったく興味なし。でも、(無理して見るほどではないけど)見てた。1stシリーズに続き、お子様向けにわかりやすいお話。

■ エルゴプラクシー
 村瀬修巧神曲?悪夢のクイズSHOWはサイコー!(⌒▽⌒)

■ TOKKO特公
 それっぽいオカルト味の話ですが、画がヘタレ三昧なのが・・・。話も1クールで、まったく何のことやら。

■ 武龍Rebirth
 本来なら第一部のプライムマット優勝までの1クールで終わっていいようなものの、この枠はサンデーの金の力か、最近は1年物ですね。ばかアニメなのに。(^^

■ エア・ギア
 やっぱり涼風の二の舞。画はヘタレ。話は原作を追うだけ。演出の演の字もない。マガジンも何を考えてアニメ化させてるのやら。こんなん見て原作読む気にはならないでしょー。CM番組にさえなってないのに。

■ ああっ女神様~それぞれの翼
 第一シリーズは大阪地上波では放送されなかったのでレンタルでしたが、第二シリーズもTVシリーズにしては、画は一定品質。TBS・BSi系は比較的、質が高いです。

■ ストロベリーパニック
 本家マリ見てほどではないけど、おバカお得意な中原麻衣に、知世属性全開の清水愛が良ろし。百合系エロ気味なのは、電撃系由縁のサービス、さーびすぅ。

■ 魔界戦記ディスガイア
 まぁ、ゲームエピソードのアニメ化なので、こんなもんでしょう。単体で息抜きに見るには悪くないですよ。

■ xxxHOLIC
 ここ最近のCLAMP原作には興味がないのですが、毒のある話は良いです。

■ ボウケンジャー
 戦隊シリーズとライダーは、それなりに見てますが、子供には悪くない話かな。

■ 仮面ライダーカブト
 子供の目先を誤魔化して、商品売るための小道具の多さと、話の中身の無いハッタリ展開。石ノ森章太郎も墓場で泣いているぞ。

そして、06年夏に続く・・・。

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06年3月の復習

さて、TVシリーズについては、06年から今年に追いつくために、自分が見ていたのを1クールごとに復習してみましょう。
まずは、途中で途切れた06年3月時点で。順番は、月曜から放送日・時間順です。
・・・しかし、既に記憶が飛んでまする。(^^;

■ ブラックジャック
 画レベルは大したことないけど、原作の良さもあって、GTの時間帯番組としては無難な一品でした。

■ 名探偵コナン
 見飛ばしても問題ないけど、見たら見たで無難にできている作品。

■ タクティカル・ロア
 海自協力なだけあって、戦術シュミレーションみたいな戦闘シーン部分は悪くなかったのですが、いかんせんキャラ配置がエロゲーみたいなものなので、そのギャップが最後まで埋まらずに、いまいちな作品となってしまいました。

■ 舞乙HiME
 さすが近年は萌へ&燃えで知られるサンライズ。後半は舞HiMEに同じく、ややシリアスになりましたが、縦のメインストーリーも横のキャラの掛け合い・コメディも美味く融合して最後まで楽しめました。ガルデローベ学園奪還作戦時に、それまで舎監然としていたマリア先生が、マテリアライズした途端、凛々しい美貌の持主であったとかね。こういう名バイプレイヤーがいると物語が楽しめます。
 2ndOPは、当時種死の影響がどーとか言われてましたが、画も歌も好きですよ。CDc/wの挿入歌も良いです。

■ エンジェル・ハート
 最初は画の雰囲気とか、あんまり期待してませんでしたが、話的にはなかなか見せる回もあって悪くはなかったかな、

■ 
 実験的な作品みたいで、画はお世辞にも良いとは言えまへん。天守物語のアニメ化は少し期待してましたが、う~みゅ。(^^;
 化猫も画はめっちゃ癖ありましたが、キッチェでサイケな雰囲気は◎。やっぱ、それなりに受けたようで、今年の夏からモノノ怪で、これだけ復活ですね。

■ アカギ
 いや~、ここまで楽しめるとは思いませんでした。ヽ(´ー`)ノ
 麻雀を知っていると、なお楽しい。原作が有名な遅展開なので、未完のまま終わったのが残念。

■ プレイボール2
 地味だけど、懐かしくてついつい見てしまう。

■ 落語天女おゆい
 大島美和のキャラデが好きだったんですが、ラスト・・・忘れた。(^^;
 たしか、この手のお約束で、ラスボス倒して大団円で、少し成長して現代に戻ってきたはず・・・。

■ BLEACH
 ジャンプ系王道パターンで、見続けてます。

■ 焼きたて!!ジャぱん
 リアクション時がパロディづくし・・・。辟易するとこもあったけど、最後まで見届けました。(笑)

■ CANVAS2
 嬉し恥ずかし正道ギャルゲーテイストで楽しめましたが、やっぱ最後の選択は妹系?

■ ガラスの仮面
 なかなか原作を忠実に良質にアニメ化したとは思いますが、やはり原作完結前なので、未完全完結となったのが、ちと減点。

■ 永久アリス輪舞曲
 たしか、タキオンも自滅パターンだった気が・・・。妄想が実体化した少女とは、ある種の人には、もんの凄く欲しい能力かも。(笑)
 実は、兄も妹にインモラルな感情を抱いていたとは、最後は結構ぐだぐだだったよーな。

■ IGPX
 1ク-ルでもいいような話が、なんとなく、のほほんと2クール続いた感じ。展開が全然燃えない。やはりアメリカ資本が入ると、中身はともかく金だけはあるのね。

■ よみがえる空
 全体とおしてみたら、やっぱ画のバラツキはあったものの、作品としては見事なまとまりでした。

■ かしまし
 一方、こちらは、出だしの演出・雰囲気から期待させましたが、中盤~ラストに向けて、ぼろぼろで、今ひとつでした。やす菜ちゃんの設定をアニメ版では重くしすぎたのかも。

■ Fate
 月姫がいまいちだったので、いくらゲームの評判が良くても、そこまで期待してませんでしたが、なかなか良かったです。

■ ガンパレード・オーケストラ
 なんかゲームのエピソードとキャラを淡々と並べただけで、結果的にいまいちだった。まぁ、ゲーム用CMで制作されたよーなものですし。

■ かりん
 うれし恥ずかしラブコメで、なかなか楽しめてました。

■ しにがみのバラッド。
 短編連作みたいなものなので、1エピソードずつの積み重ねですが、微妙なのは、やっぱ望月智充(鬼門)がかんでるせい?(^^;

■ ノエイン
 癖ある作風なので1クールかと思ってましたが、まさかの2クール。ラストまでの持っていき方は悪くはなかったです。

■ 練馬大根ブラザーズ
 毒のあるギャグも3話も見れば刺激に飽きるらしく、徐々にマンネリぽかったですが、下ネタ率高しの下品なとこがドロ臭かったです。

■ ウルトラマンマックス
 大味なアメリカンテイストで始まったマックスでしたが、途中はなかなか味のある話も交えてくれました。最終回のカイトとミズキの未来のシーンはセットが安っぽかったですが、希望のあるラストで良です。平成シリーズは、制作側が自己陶酔してるライダーシリーズよりはウルトラマンシリーズの方が、全体としてはまとまってます。

■ 今日からマ王
 NHK土曜朝の、いい男シリーズも、いよいよ第二部佳境。ラストは、ちょっと悲しい別れかと思ったら、ライトコメディの基本で、「まだまだ続くよ楽しい旅は」という感じで、ニヤリとさせてくれましたね。

■ BLOOD+
 最初の謎ときにかかっていた頃。まだ悪くはなかったんですがね・・・。

■ エルゴプラクシー
 まさにエルゴでプラクシーな話。(なんのこっちゃ)
 設定は綿密に練り込められているとは思いますが、難解です。(^^;

■ 武龍
 バカアニメ。女子プロエピソードが終わり、プライムマット決勝で第一部最終回の頃ですね。

■ 地獄少女
 始まった頃の地獄流しコントのくだらなさは笑ってしまいましたが、後半に柴田親子が出てきて謎解きに絡み始めてからは、少しは見れる作品になったよーで。

■ クラスターエッジ
 サンライズ作品で期待してたものの、話は全然走らず、キャラも見目ばっかで頭の悪そーなやつらで、制作費のムダ遣いとは、まさにこのこと。これも○女子へのサービスってやつですか?

■ BLACK CAT
 まぁ、それなりにまとめていたとは思いますが、目新しい展開はなかった・・・かな。

■ 牙狼
 深夜特撮物なので、アニメほどの華はないですが、意外とよくまとまってました。

■ 陰からマモル!
 これも制作費のムダだった。なんでもかんでもアニメ化すればいーってものでもないと・・・。

■ 蟲師
 原作も○、アニメも○。それぞれ、自メディアでの見せ方がわかってらっしゃる。地上波未放映分も含めてDVD全部借りたのに、まだ見てない。(^^;

■ 灼眼のシャナ
 最後の最後で、映画予告CM番組に成り下がったのが・・・。

■ エウレカ7
 1年物なので途中で少し間延びするところもあったけど、何年かぶりに、まともなSFアニメを見させてもらいました。 EDは、いずれも画・歌とも作品のテーマに合ってて◎。

■ ボウケンジャー
 固めのオレ様的なレッドリーダーに違和感あり。この設定のせいか、お話も真面目っぽい?

■ 仮面ライダーカブト
 こちらは、天衣無縫なオレ様な主人公。ターニングポイントとなるはずだった響さんが残念ながら振るわなかったため、従来路線にリターンバックで期待薄。


今思えば、以上38本とはいえ、今より少なかったんですよね~。

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近場のネタで・・・電映フェスティバル

とりあえず、近場のネタとゆーことで、GWの先週1泊小倉・博多遠征で見てきました。

シャナ
      キノ
          へんたいっ!(・・・んにゃ、いぬかみっ!)

なにせ、全国上映とか言いながら、地方都市では演ってくれませぬものですから、帰省中の地元では見ることができなかったのでした。
別に、Q州じゃなくても、出稼ぎ先の関西で見に行けばいーのでしょうが、○タおおそうで・・・。(←お前もな!^^;)

■ シャナ は、
劇場だけあってエフェクトと爆発音は五月蝿いぐらい派手でしたが、まぁ、大筋はTVでもやったし、こんなもんかと。
なにせTV1作目は、半年かけて最後で映画の予告に成り下がったし、映画は映画で今秋からのTV2作目に繋げるための1時間予告だし。

いや、まぁ、ラノベ的には小気味よく、すっきりまとまってたと思いますよ。(映画的感動はないけど)
尺の関係で途中をモノローグですっ飛ばしたりして、予備知識がない人には展開がわかり難いところもありましたけど。(やめとこ・・・これ以上言うとドツボにはまりそう)

■ キノ は
あいかわらずっっっ・・・・・・・・重っ!暗っ!(^^;
アイロニー満々です。
無難にまとめたシャナの後だけに、割り切れない矛盾を抱えたまま悶々とエンドロール。
こちらの方が、まだ映画的ではあります。

そして、

■ いぬかみっ! で、
キノの鬱々を、でっかいくだらなさでぶち壊してくれました。
いや、ホントにくだらないんですよ。奥様。
いくらCGが大安売りだからといって、巨大仮名史郎はCGのムダ遣いかと・・・・いや、CGだからやれる反復処理。セル画時代にやった日にゃ、あーた描く方の気が狂いますよ。
それより、良い子の映画祭りで(一応)ヒロインにギ○ボール噛ましていーのか。おいおい。┐(-。-;)┌
(↑それを知ってるお前も立派なへんたいっ!)

しかし、20年以上たっても、ちっとも歌うまくならへんな、速水奨

・・・と、予想では、シャナ60分、キノ30分、いぬかみっ!30分で合計2時間ぐらいかなと思ってましたら、全部で2時間超える上映時間だったのは、3作合同オープニングムービーが最初に入ってたからでした。
わたしゃ、いきなり最初はキノから?(えっ?)と思ってしまいましたよ。(笑)
まぁ、SDキャラで掴みはグッジョブでしたが、何といってもSDでもぽよよ~んな吉田さんでしょう。・・・・ダメじゃん。orz

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永久アリス輪舞曲 #10「The Quadrille」 & #11「Tarts」

大方の予想どおり、過去の記憶のない”ありす”の正体は、物語の中の少女。
しかし、その原因は有人が心の奥底に沈め隠した、ある想いによるもの。
そこに絡んでくるタキオンの画策・・・と、思いきや、裏切りの態を見せるリデル。

と、ややとーとつながら、劇的な展開になだれ込む2話。


■ #10「The Quadrille」

”ありす”の正体は、有人が書き綴っていた「終わらないアリス」の中の少女。

自分の記憶のないことに不安を感じていた”ありす”は、その事実をアスカに囁かれ、自分の願いを叶えるために”きらは”の物語を奪うことを決意することに。

10alice03 それは、有人が本当に好きだったのは”きらは”で、”ありす”はその想いを諦めるために作られた物語の中の代用品であったから。
そんな”ありす”の願いは、有人に愛される本当の存在として、現実に居続けること。

10ari03 その隠し続けた妹への気持ちを暴かれ、”ありす”から自分を選ぶか、”きらは”を選ぶかの選択を突きつけられた有人は動揺し、自我を失う一歩手前のような状態に。
まぁ、妹萌へぐらいなら許されるけど、邪な感情を抱いていたら問題ですからねぇ。
でも、やりたい盛りの思春期の少年なら、少しぐらいの妄想なら許されるか・・・ダメですか?!(^^;

それはともかく、今更そんなこと暴露されても、それでは先週までの”きらは”ちゃんの切ない想いは、どーすればいーの?
ということにはならずに、”きらは”ちゃんの方は、愛情は愛情、お兄ちゃんはお兄ちゃんと、心は強く立ち直っているようで、この展開にも心惑わされません。
むしろ煽ってるのは、”きらは”ちゃんへの報われない想いを抱えたキサちゃんの方。(^^;

10alice04 で、問題は優柔不断に決断できない有人の方で、”ありす”を選ぶ一言を言えないばかりに、この世に留まる意味を失くした”ありす”は自分から現実世界から姿を消していくことに。

10alice05 しかし、そのときタキオンの声とともに、BOOK型をした透明な棺に閉じ込められた”ありす”の姿が・・・。
で、次回に続く。

ところで、過去の記憶がないはずの、”ありす”が持っていた子供の頃の記憶(昔からあるお店や子供の頃に住んでいた家など)は、有人が書いた物語の中の描写か、これまで物語を奪った少女達の記憶のどれかですかね。
ただの記憶違いではなく、有人の子供の頃の思い出と同じ、物語の中の記述と同じという表現があった方が、伏線が効いてよかったかもしれません。
10ari01 ”ありす”の記憶の食い違いに気づいた有人が、別れ際に橋の上で「ごめん・・・」と呟くのが、若干それかもしれまんが。

【 今週の1枚 】
10kisa02 ”きらは”ちゃんの危機を感じたキサちゃんが、図書館前に現れた理由。
それは”きらは”ちゃんの危険を感知するアンテナって、どこぞのパクリですかぁ?(^^;

10kisa01






■ #11「Tarts」

11alice01 ”ありす”を閉じ込めたBOOK型をした透明な棺は、消えうこうとする”ありす”を留めるために使われたリデルの力による封印。
それを前にして、「終わらないアリスの物語」に関する自分の思惑と、”ありす”を助けるために物語の完成を強要するタキオン。

11kisa01 その状況に、”きらは”を倒して物語を完成させようと刃を向けるキサちゃん。
でも、それは偽りの表面で、本当の心は”きらは”ちゃんに自分を倒してもらい、物語を捧げること。
少女の自己犠牲は美しいです。(涙)

11kisa11 キサちゃんの物語。
それは、子供の頃からあまりにトロくさくて、実の母親からも疎まれ愛情を掛けてもらえなかったこと。
11kisa12 親から愛されない子供は生きる意味を見失ってしまいますが、それを救ってくれたのが自分に向けられた”きらは”ちゃんの笑顔。

自分の思い通りにならないからと言って、愛情を持ち得ない親は最低ですが、それ以前に社会性も父性も母性も持ち合わせない未成熟な者が、生物学的な享楽だけで子供作りまくってるのも多いですからねぇ~。
そんなやつらを育てた上の世代や時代にも責任はありますが・・・。

そんな悲しいけれど、”きらは”ちゃんとの大事な物語を失わないためには、物語を有人に書き写してもらって、再びキサちゃんの中に返すこと。
11kisa02 しかし、そんなキサちゃんの想いも、”きらは”ちゃんの必死な願いも、動揺して混乱したままの心の有人には届かずに、キサちゃんの物語は、想い出は消えてしまうことに。
優しさと心の弱さは紙一重ですからね。

11takion01 そんな有人の腑抜けた姿を叱咤する”きらは”ですが、現実の辛さに精神崩壊を起こしかけている有人は、悪夢のような白昼夢の中でタキオンとリデルの真実、タキオンの目的の真実を知ることに。

11ridel02 11ridel01 そして、これ以上、物語の完成に役に立たない有人の存在を消すことをリデルに命令するタキオンですが、リデルのスティックが向けられた先は・・・タキオン!

11ridel 愚かにも絶対の自信を持っていたタキオンが狼狽する様が笑かします。(^^
女を自分の所有物のように思っている男は、女の笑顔の下で、いつかしっぺ返しをくうのですよ。
あぁ、こわい、コワイ。(笑)

なかなか、ぐちゃぐちゃな展開になってきて、けっこうよろしいです。
LAST2話、上手にまとめてくれればいーですが・・・。

【 今週の1枚 】
11kiraha01 やはり、キサちゃんを救った”きらは”ちゃんの笑顔しかないでしょうか。
それだけで救われる人がいるのです。
他人に対して優しい心でありたいですね。
もちろん、不正には相応の罰を与える必要がありますが。(^^;

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びんちょうタン#1回「春のお目ざめびん」「お仕事げっとびん」

先週からMBSでローゼンメイデン・トロイメントの後に始まった
「びんちょうタン」

どんな話かとゆーと、

山の中の一軒家で暮らす一人の少女の物語。
けなげに一生懸命日々を過ごす彼女の「のんびり」ストーリー。

(公式HPより)

・・・たしかに。
のんびりすぎて、深夜に見てると、そのまま、ほんわかと寝てしまいそーになります。(笑)

でも、EDの「びんちょう音頭」は楽しくて目が覚めます。(^^
びんびん元気に、びんびんびん♪
びんちょう~タン♪(あ、そーれ)

ED1 ED2 ED3 ED4 ED5 ED6








と、ゆーことで、1話10分で1回2話放送の#1話と#2話。

■ #1「春のお目ざめびん」

びんちょうタンの1日の紹介。
でも、出だしの不安定なBGMは、ちょっと恐い。(^^;

01bin01春とはいえ、まだまだ寒さの残る朝のよーで、顔を洗って、身支度を整えて、少し破れた寝具を干したら、ごはんを炊く仕度をして、おかずの山菜取りにお出かけ。
01bin02 片方に寄った帯の結び目と、お神楽用の帽子みたいに頭に置い た炭がチャームポイントのようですが、自分の帯の裾に足を絡めて、すっ転んだり、びっくりするとしばらく動きが止まるとか、天然ドジっ子属性全開っすか?(笑)
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01bin17 01bin18 そして、お話は、取ってきたぜんまいをおかずに、御飯を炊いた時に入れておいた湯気の出る炭を頭に乗っけて、御飯を食べるびんちょうタンでお終い。


01bin19 「今日も御飯がとっても美味しかったです」

それだけの話。(笑)

でも、戦中みたいに一升瓶でお米をついたり、先にお米を砥いできちんと水置きしたり、ぜんまいのアク取りに灰を入れて炭を重しに置くなど、所作はしっかり描かれてるようです。
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■ #2「お仕事げっとびん」

ある日の朝、お米が無いことに気づいた、びんちょうタンは街にお仕事にお出かけ。
街までのバスはネコバス・・・じゃなくてハトノバス。(笑)
02bus01 02bus02 02bus03 02bus04




02town しかし、これは和風の物語かと思ってたら、街は洋風です。
無国籍ですか~。


02bin01 そして、仕事紹介の掲示板で、他の人が相手にしなかった仕事をたくさんげっと。
どんな仕事でも一生懸命取り組む、びんちょうタン。
一家に一匹・・・いや1人(?)いると助かりますか。(^^

02bin02 02bin03 02bin04 02bin05 02bin06 02bin07 02bin08 02bin09







02bin21 02bin22 夕方になって仕事の報酬のお米を抱えて家路に着く、びんちょうタンは、おもちゃ屋で自分へのご褒美に、キャラぱん を1枚購入。
でも、定価のは、お金が足りなくて買えないので、バーゲン品。

02bin11まっ 白。




02bin12 桃色。




02bin13 シマシマ。




02bin14 02bin23 プリント~!(^^

本当は定価のが欲しいけど、カエルのも好きだからいーの・・・って顔。

02bin31 それでも、ちっちゃな幸せでも満足そうに、キャラぱんが入った紙袋を大事そうに抱えて、夢を見ながら眠る、びんちょうタンで今回は、お終い。
拝金主義な生活とは無縁だけど、どんなところにも幸せはあると、ほのぼのさせてくれます。

titleしかし、炭をCGで回すのはムダに技術を使ってるよーな。(^^


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落語天女おゆい 第九席「黒衣の花嫁 明かされる秘密」と第十席「妖魔軍侵攻!火事と天女は江戸の華」

総務人事屋に取って、年度末は新年度に向けた人の異動や査定で平日は時間がないので、1週間以上開いてしまいましたが、週末を利用して何とかリカバリーを。

とゆーことで、「落語天女おゆい」。最後の変身は、神楽天女の妙ちゃん。
しかし、他の5人と違い前後編でお送りするのは、スタッフの愛?(^^

■ 第九席「黒衣の花嫁 明かされる秘密」

これまでの右京の江戸攻略失敗に業を煮やし、ついに左京兄上の登場。
しかし、そんなことはおくびにも出さずに、兄上一途の右京をも利用して、右京自ら呪法「黒衣の花嫁」を執り行うことを進言させることに。
その目的は宝珠と連動している江戸に張られた結界を消滅させるために、まだ天女として覚醒していない妙ちゃんを邪に取り込むこと。
09ukyo03 そのための手段が「黒衣の花嫁」で邪なる者=右京との契りを結ぶこと。
なのですが、婚礼で契りを結ぶというなら、やはり、あの、あっちの方も・・・。
という期待には全然答えてくれなくて、健全に右京の邪の囁きに、唯ちゃんの心の声に応えた妙ちゃんが抗うところでチョン。(笑)

いやいや、どーせなら、せっかくの深夜枠なんですから、素肌を見せるぐらいのエロスな場面を展開してくれても良かったかなーと。
精神も肉体も陵辱する魔とエロスの淫靡な世界こそ悪徳の華
呪法というなら、日本にも真言立川流の秘法とかありますし。(^^;

と、勝手な妄想はエログでも読んどけ!ということで、お・い・と・い・て。
09tae02 妙の精神を取り込もうとする右京の囁きは、妙ちゃんの自分のコンプレックス、他人を羨む心を利用しようとするもの。
ほとんどの誰しも持っているそのような心に取り込まれては確かに邪に堕ちてしまいますが、自分のことを一生懸命助けようとする唯のことを信じる心が、妙ちゃんを我に返らせることに。

09ukyo04#1話の頃の、自分と違うタイプの唯のことを疎んじていた妙ちゃんなら、ここは1回敵に回ってもドラマティックで良かったかもしれませんが、1クールしかないので、そこまで捻らずに、役に立たない右京を始末する左京という展開の方で、ちょっと意表をつく格好に。

09ukyo02 可哀相な右京くん。
お兄ちゃんLOVEで、左京に頬染めるぐらい慕っていたのに、お役御免であっさり退場となりました。
その筋の人の受けが悪かったのかな?・・・合唱。(笑)


■ 第十席「妖魔軍侵攻!火事と天女は江戸の華」

10sakyo01 呪法「黒衣の花嫁」の失敗の代わりに、右京の血を浴びせることで妙ちゃんを邪に取り込み、江戸の結界を消滅させる左京。
10tae01 更に、その力と右京の亡骸を利用して復活させた暗黒龍で江戸を壊滅させようとすることに。

その暗黒龍の中に、まだ微かに残る妙ちゃんの意識を感じ取り、何とかして助けようとする唯たち。
暗黒龍を倒す手段は、唯の落とし噺か剣客天女の涼の奥儀による攻撃。
しかし、高空から唯の性格まんまの直情落下攻撃の落とし噺では、計略天女の鈴の誘導があっても、瞬間移動できる暗黒龍には確立が悪いので、涼が待ち受ける所へ皆で暗黒龍を誘き寄せる計略に出るも、左京による戦術で暗黒龍を始めとした妖魔軍の前に、次々と倒れる天女たち。
10te0110te02 10te03 10te04


10yui05


その状況に、皆を守るために意を決して、暗黒龍へ決死の落とし噺を仕掛ける唯。
10yui08 しかし、目標への鈴の誘導もなく、目印代わりに暗黒龍に近接攻撃を仕掛ける雅も倒され、雲の下に隠れた暗黒龍を見失う唯。

このままでは地面に激突してめり込んでしまうか、流星となって燃え尽きるか・・・ジョー、君はどこに落ちたい?(ウソでーす ^^;)

10yui10 実際は、唯の心の声に応えた、暗黒龍の中に微かに残る妙の意識が、光となって唯を導く・・・。

と、展開はお約束といえば、お約束でシンプル。
まぁ、その分、王道ってことで安心できる展開ではあるのですが、画と演出がある程度まともなので、なんとか駄作にならずに済んでます。(^^

さて、無事、暗黒龍から救出された妙ちゃんは、自分にも出来る事があった(誰かの役に立てた)という自信と、自分も自分の力で輝きたいという前向きな想いから、ようやく覚醒して神楽天女に変身することに。
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10tae15 そして、一世一代の水芸で暗黒龍による火事の炎を全て消しさるのですが、これは江戸の地下に張り巡らされた井戸用の地下水道網を利用したもののよーで。
でも、神楽というからには、本来の力は芸事とか眼眩ましみたいなものではなく神楽の舞により皆を鼓舞するのが役目だと思うのですが。(^^;
神の祝福を与えるハイ・プリーストみたいなものですね。

ということで、6人全ての天女が覚醒して、再び江戸の結界は復活するのですが、まともに戦えるのは唯と妙のみという状況。
しかも、神楽天女は攻撃力はいまいちのはず。
それでも、最後はみんな復活して総攻撃するか、もしくは皆の力を唯に集めて

「ありがとう、みんな。あたし、やるよ!」

という展開でしょうか。(笑)

10yui01 そうそう、前回はあまりにもシリアスでしたが、今回は深刻な状況ながらも、暗黒龍を倒すには落とし噺が有効と聞かされて燃える唯といい、暗黒龍を誘き出しに出撃するところで雅の着物の裾踏んづける唯といい、こういうコメディ入ると、メリハリきいてホッとしますね。(^^
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そして世界は目覚める~ローゼンメイデン・トロイメント LAST2話を振り返って

さて、関西地区でもついに最終回を迎えました、ローゼンメイデン・トロイメント
最後は、ちょっとだけ、そーきましたかと思っちゃいましたね。
てっきり、全てに決着を着けるものと思ってましたから。(^^;

では、LAST2話。

■ #11「薔薇園」

前回ラストで、ついに姿を現した槐=ローゼンの求めるままに、アリスゲームに赴くことを決意する真紅と翠星石。
金糸雀のことを、足手まといだとか、役立たずとか言って戦いから遠ざけようとするのは、真紅と翠星石なりの優しさですね。
真紅は戦いを止めさせるため、翠星石は蒼星石のローザミステカを取り戻すためと、二人ともアリスゲームの最終勝者になるつもりはありませんから。

そんな二人の気持ちを知ってか知らずか・・・翌朝、戦いに着いて行くために桜田家に現れる金糸雀。
いえ、わかっているからこそ、一晩悩んだ末に決心したのかもしれませんね。
真紅や翠星石、それに水銀燈も・・・それぞれが、それぞれの想いで過ごした夜。

11burg また、真実は知らずとも、花丸ハンバーグを朝食から作り、夕食も楽しみ11nori にしていてと、真紅たちに必ず帰ってくることを約束させるような想いを向ける”のり”。
それぞれの想いが感じられます。

そして、真紅たちはアリスゲームの決戦の地、nのフィールドのローズガーデンへ。

真紅VS薔薇水晶、翠星石VS水銀燈から始まった戦いは、混戦の中、一人戦いを見守っていた金糸雀にも薔薇水晶の手が迫ります。
それを助けて、ジャックと豆の木ばりに金糸雀を逃がそうとする翠星石ですが、逆に薔薇水晶の力の前にピンチに。

11kana01 戦いは怖い・・・でも!

と翠星石を助けに戻る金糸雀。
それでも、やはり薔薇水晶の力には太刀打ちできず、再び危機に陥る金糸雀をかばうように、薔薇水晶に倒される翠星石。
11kana02 紫水晶に閉じ込められた翠星石の身体から現れたローザミステカを必死で守る金糸雀。
11kana03 その必死な想いは薔薇水晶の右腕を引き換えにしますが、圧倒的な薔薇水晶の力の前に崩れ折れる金糸雀。
金糸雀の必死の叫びも薔薇水晶の非情の心には届くはずもjなく・・・。

翠星石と金糸雀。
初登場の仕方からは、他人をかばうような素振りなんて見せないようなキャラを演じていた二人が、互いが互いをかばい合い、それでも力及ばず倒れていく様は泣けます。
11kana04 特に、翠星石が閉じ込められた紫水晶をかばう金糸雀のアップに、後ろの水晶が割れるシーンは、直接的な表現を見せなくとも、何が起こったのかを強く感じさせ、金糸雀の必死な叫びから、途切れ途切れの声に変わっていく様と相まって印象的です。

単純な展開なら、翠星石を守る金糸雀の心の強さが薔薇水晶を撃退!とかなって、最後の敵が再び水銀燈・・・とかなるんでしょうが、トロイメントのアイロニーは薔薇水晶が一身に背負うらしく、冷たい水晶のような心は身じろぎもしませんでしたね。
ほとんどマーダードールのようなものですから。

真紅に雛苺のローザミステカ。
水銀灯に蒼星石のローザミステカ。
薔薇水晶に翠星石と金糸雀のローザミステカ。

アリスゲームの行き着く先はどこへ・・・。


■ #12「少女」

翠星石と金糸雀を倒された真紅の怒りは激しく、水銀燈を追い詰めます。
やはり、真の女王様の力は強いです。
一方では、それは水銀燈が自分のミーディアムであるメグの身体のことを気遣って、すべての力を発動できないからでもあるのですが。

そんな二人がアリスゲームのこと、ローゼンメイデンの存在意義について、互いの想いを激しくぶつけ合っているとき、水銀燈の背後から薔薇水晶の攻撃が。
しかし、真後ろからの攻撃とはいえ、真紅の肩に手を掛けて、その背なで薔薇水晶の攻撃を受け続ける水銀燈は、真紅をかばっているように見えるのは気のせいでしょうか。

12suigin 真紅を倒すのは、この自分・・・でも、他の者には手を掛けさせるものか。

憎しめば憎しむほど、その想いは相手に向かって真っ直ぐに向けられる。それは相手のことを一心に恋うる心にも似て・・・歪んだ愛情ではありますが。

そして、哀しみの黒衣の天使にも似た水銀燈も倒され、水銀燈のローザミステカは真紅の中に、水銀燈が持っていた蒼星石のローザミステカは、薔薇水晶の中にある翠星石に引かれ、薔薇水晶の下へ。
水銀燈のローザミステカが自ら真紅の中に入ったのは、やはり、自分と相反するものへの憎しみを抱きながらも、同時に憧れと、ある種の感情を真紅に寄せていたからでしょうか。

水銀燈のローザミステカを得たことで、真紅は水銀燈の戦いの意味を知り、哀しみとともに薔薇水晶への憤りを高め、薔薇水晶を倒すところまで追い詰めます。
12sinku01 さすが、本家 ローゼンメイデン(笑)・・・この意味は、この後の展開で明かされるのですが、槐=ローゼンと思わせていたのが、実は槐はローゼンの弟子で、薔薇水晶は槐が作ったもののため、真正ローゼンメイデンではなかったのですから。

12bara01 パチモン
か~(笑)

そーいえば、槐は一言も自分はローゼンなんて言ってませんし・・・薔薇水晶が槐のことを「お父さま」と呼んでいただけ(薔薇水晶からすれば確かにそのとおりなわけ)で、思い込みによる錯誤を視聴者ともども利用されたよーなもので。
これは、金田一少年か探偵Qかコナンかのミステリーか?!(^^;

12sinku03 と、話はお茶らける展開ではなく、取り込んだローザミステカの力を、それぞれ全て使いあい、薔薇水晶を追い詰めた真紅が今までの理不尽な出来事の数々を思い、薔薇水晶を手に掛けようとしたとき、それを止めるジュンの声が。

「そんなことをしたら、お前も一緒じゃないか!」

戦いに戦いで返すしても憎しみの連鎖を生むだけ。
確かにそのとおりではあり、真紅も荒ぶる感情を抑え、戦いから手を引こうとするのですが、そんな事には気も止めない薔薇水晶の一撃が、真紅の隙を突いてその胸を・・・。
12sinku04 真紅のローザミステカが抜け出るとき一筋のが流れるのが印象的です。
それは悲しみの涙ではなく、少女の魂を、感情を奪い取られた故の涙でしょうか。涙とともに内なる魂を、感情を失くした真紅は一体の人形になります。
12sinku05感情を取り戻した人が、その感情の発露として、まず流すのが涙というのは、よくありますが、その逆と思ってもらえばよいかと。

そして、全てのローザミステカを取り込む薔薇水晶ですが、所詮不肖の弟子が作った容れ物は、本物の少女となる全ての魂を受けきれるはずもなく、槐の目の前で薔薇水晶は自壊し始めます。
12bara02 薔薇水晶が流す涙は、内に抱えきれなかった感情の表れでしょうか。

こういう自滅型の展開は皮肉で、良いですね~。

でも、薔薇水晶は本当に槐のことを想い、その望みに従っていただけ。
ただ、彼女の不幸は、生み育ててくれた(父)親の言うがまま、求めるがままに行動し、自我を持ち得なかったこと。

12enju 槐自身も、結果が期待どおりのものであろうとも、そうでなくとも人形に込められた愛情は同じだと以前に言いましたし、自壊する薔薇水晶の姿に嘆き悲しむところを見ると、師匠であるローゼンへの憧れと羨望から歪んだ形になったとはしても、何らかの愛情は持ち合わせていたということのようです。

が、こいいう人は、たいがい他人のためではなく、自分のために泣いているものです。
薔薇水晶を失うことを悲しみ、薔薇水晶のために泣いているのではなく、薔薇水晶が負けることは、自分の造ったドールが負けること、自分がローゼンに負けること。
そんなことはあってはならない・・・だから、大事な薔薇水晶を失くしてなるものか!と。
それ故の号泣だと思うのは、あまりに意地悪な見方でしょうか。

ここは、やはり、槐自身も究極の少女を求めるあまりに、因幡の白兎(笑)に心を惑わされていた、悲しき彷徨える魂と見る方が素直な見方なんでしょうね。

さて、砕けた薔薇水晶から飛び出した真紅たちのローザミステカは、アリスゲームの虚しさを、真紅たちの想いを代弁するかのようなジュンの叫びに応えたかのように現れるローゼンの手により、それぞれのボディに再び宿らされます。

しかし、偽りのアリスゲームであった薔薇水晶の手により倒された者のローザミステカは戻ったものの、ローゼンメイデンどうしの手により倒されたもののローザミステカは、戻る運命にありません。

12rapu 雛苺と蒼星石の二つの魂を携えたまま、何処かの時空へ消え去るラプラスの魔といい、そこにオーバーラップする白い薔薇水晶といい、次の物語を予感させながら、今回の物語は一旦幕を引きます。

白い薔薇水晶は、今回の紫の薔薇水晶と真逆に右目が眼帯で隠されていますし、対になる者として槐に作られていたものでしょうか。
それとも、これがローゼンが作った本当の7体目のローゼンメイデンである薔薇水晶でしょうか。
しかし、眼帯の薔薇が、うにょにょにょにょと伸びるのはキショイです。(笑)
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それにしても、光を纏って現れるローゼンは量子力学の外側にいるような人ですね。
ラプラスの魔と同じように時空の因果律には縛られないようで。
まぁ、ローゼンメイデンを生み出す創造主のような人だから、ほぼ神の領域に達しているのでしょうが。

さて、これでローゼンメイデン第二期も終了ですが、第一期が引きこもりで社会との関わりを持つのが不得手な少年であるジュンが、不思議な同居人との不思議な状況を体験していくうちに心が成長する物語(基本は藤子不二夫ワールドですか ^^)であったところが、第二期では、一気にドールたちの存在意義の物語となり、それを通して生と死の魂の在り様まで感じさせくれました。

単純な図式に置き換えると、人形師=親、ドール=子で、人間の親子関係と考えてもよいかもしれません。

自分が慈しむもの故に、自分の言いなりに薔薇水晶を動かす槐と、槐の望むとおりに行動することにしか喜びを見出せない薔薇水晶は、子離れのできない親と親離れのできない子供の、ダメな親子関係の典型でしょうか。

一方、真紅たちは、親の期待を大事にしながらも、自分達で考え自分たちの生きる目的を模索しながら見出し、それぞれの個性を大切に成長していきます。
そして、自立した魂は親と同じくらいに大事な人を自分で見つけてゆく。

再び目覚めようとする真紅が魂の世界で見るのはローゼンの顔・・・でも現実に目覚めたときに見たのは、自分を呼び起こしてくれたジュンの顔。というのは暗喩的です。

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でも、OPの画といい、ジュンが王子様というのは、ちょっと、お笑いかな~。
12jun02 まぁ、恋は盲目ともいいますし。
・・・いやいや、槐が合格!と言ったぐらいだから、将来に期待しましょうか。(笑)

ということで、第一期の少年の成長で、第二期ではドール達の成長を交えて承~転という雰囲気で進んできたので、中途半端に謎を引っ張るなら、1年後ぐらいに三部作で完結編を作ってもらわないと、しょーがないですね。(^^

で、MBSでは次回から「びんちょうタン」です。
こりゃまた、真逆に、まったりぼのぼの・・・いや、ほのぼのな感じのようですが、春の宵にのんびり見てみましょうかね。

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誰も知らないラストってこんなもの~映画ZガンダムⅢ 星の鼓動は愛

3/4土曜日の初日に観てきました。映画ZガンダムⅢ

先にラストから言いますので、まだ見てない人は読まない方がいーです。


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

やはり、最後は精神崩壊すべきでしょう。

富野監督自身、これまでの作品で、あまりにも理不尽で我儘なキャラや世界を描きすぎたことが、次の世代への悪影響、罪であったと言ってるようなので、こういうラストもありでしょうけど、やはり、カミーユには残酷な一つの教訓になってほしかったかと。

人の業として、この世界は善意とともに悪意と矛盾にも満ちていて、傷つきやすい魂は壊れやすい。
だからこそ、生物として生きていくために、傷ついても壊れない強い精神を鍛えねばならないし、悲しみと悪意に満ちた世界を、次代のためにも善き世界へ導く努力を怠ってはならない。

その教訓として、あまりにも理不尽な大人たちに振り回されたカミーユは、世界のサクリファイスとしてTV版同様に一度精神崩壊すべきだったかと思います。
ただ、TV版のように完全にあっちの世界(笑)に行ってしまっては救いがないので、現実と精神世界の狭間で両方に揺れ動く精神ということでもよかったのかなと。
その表現として、ファの問いかけに的はずれな答えをしながらも、時として現実的な受け答えもし、世界の核心を感じさせる超越的な言動をしたりする。
その混乱した言動のアンバランスさが、精神の異常さを感じさせながらも、覚醒した魂の復活の潜在も感じさせる。というところでしょうか。

それはともかく、結局、UC0087の勢力圏にはなんの決着もついてないんですよね。
基本ストーリーはTV版のままなので、権力の覇権を 狙ったティターンズのジャミトフとバスクはシロッコに殺されて、その力を利用しようとしたシロッコも倒されて、地球連邦内の先鋭的な流れは抑制されたもの の、アクシズは健在で、まだ不穏な情勢を導きかねない状況は残されたままです。

誰も知らないラストと言うなら、反目しながらも世界の在り様を模索し、未来を変える予感を感じさせるシーンをここに追加して、TV版がZZに繋がったところを変更して、Zだけで決着を着けても良かったかもしれません。

まぁ、ハマーンさまはジオン再興という大義を掲げながらも、個人的にはシャアに袖にされた恨みを持っているようですし、あそこまで可愛さあまって憎さ百倍みたいに責め続けている話のままでは無理ですかね。
個人の情念、感情が世界を歪める根底に潜んでいるというのが人間の業というもので、なにせイデオンでは娘に対するドバ・アジバの父親の情念が宇宙崩壊まで引き起こしてしまいましたし。(^^;

そんな人間の業を一番表しているのが、男がヤザンと女がレコアですかね。
人間としての闘争本能を満足させるために自ら戦場に身を置き、人を殺すことに愉悦を感じるヤザン。
一方、巣作りを基本とする女としての存在を、男の都合のよいようにではなく、ありのまま認め、自分を主張させてくれる男を求めるために、自己チューに男を乗り換えていくレコア。
まぁ、どちらも、人の情など感じず、世界を己の思うように変革しようとするシロッコに利用されているだけなのですが。

で、先に書いたように、ラストまでのストーリーは基本的にTV版どおりなのですが、全体の時間もなく、ほぼ局地戦の連続なので大味すぎた感があります。
何のための局地戦なのか、戦略の目的が見えないため、ストーリーが分かりづらかったようです。
もうTV版なんて初見以来ほとんど見てないので、基本ストーリーは知ってても、詳細は覚えていませんし。(^^;
もう少し戦闘をぶった切って、ゼダンの門へのアクシズ激突とグリプスⅡ攻防戦の2つに絞った方が良かったかもしれません。

また、地上編はバッサリ切られてたので、友人大好きなサイコガンダムⅡも出ませんでした。(笑)
なので、フォウとの悲恋も、アムロが言う人間の繰り返す愚かさもなかったのが残念でした。
その分、カミーユのことを一途に慕っていたファの想いが叶えられたのが、TV版にはなかった、シロッコを倒したカミーユとの宇宙空間の抱擁でしょうが、ファが両足をカミーユの腰に絡ませたまま宇宙空間を漂うシーンは、まんま無重力SEXですね。
狙ってやったな、富野のじじぃ。(笑)・・・いやいや、失礼。

そーいえば、ラストにセイラさんも出てきましたが、井上遥さんは既にお亡くなりになっているので、しゃべらないかと思ってましたが、ライブラリーで過去録音出演でした。

で、最後にツッコミ。

■ そのいち

シロッコを倒すときに、TV版同様、あいかわらずZが人の魂を吸って力に変えるマシーンであるという表現で行くのですが、昭和の良き時代の演出ならまだしも、今でもやるのはちょっと失笑かも。
それよりTV版のフィルムをそのまま使ってるので、カミーユお兄ちゃんの亜美・・・いや、ロザミア(^^;)の魂も出てくるのですが、はて?映画の構成で彼女がカミーユに力を貸すほどの絡みがどっかでありましたっけ。
とゆーより、どこでお亡くなりになったのか覚えてません。(笑)

■ そのに

エマさんのMk-Ⅱを助けるために、ヘンケン艦長がその身を盾にするのはいいのですが、戦艦一隻と乗組員を共に犠牲にするのは艦長にあるまじき行為では。
漢が女のために命を賭けるのに、他人を巻き込んではいかんでしょう。
せめて、ラーディッシュが撃沈しかかっている状況で、最後の手段として生存者は全て退艦させて、艦長一人で女のために散ってゆくなら、漢の本懐ここに見たりですが。

■ そのさん

最後にZが、ウェイブライダー形態からMS形態に、ゆっくり変形していくのは、やっぱVer.2も発売されたばっかですし、スポンサー様へのサービスでしょうか。
ぜひ、みんなもプラモ買って変形を確かめてみてね。とか。(笑)

とゆーことで、TV版も映画版も記憶だけでプレイバックして書いてますので、いろいろ間違ってたらゴメンナサイ。(^^

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しにがみのバラッド。 #1「きみのこえ。」

望月智充監督ですか~。

うーん、彼の作品は見る分には、びみょーに相性わるいとゆーか、なんてゆーか。
たいがいストレートな話でなく、完全な曲球でもなく、芯から半球ずらしたところを狙われるから、流して見てると普通のなんてことないシーンが淡々と流れていくことが多いんですが、いつも何やら不思議な感覚が・・・。

大げさなハッタリで作る方でなく、見逃しやすい間とか、ちょっとした表情、仕草などで日常にあるシーンや感情を丁寧に描きつつ、そこから半歩ずらし た非日常を絡ませることで、対比的に浮かび上がってくる日常の大切さを優しく包み込むように語ってくれるという感じを持つんですが・・・いかがでしょう?
だいたいサンライズ勇者シリーズのダグオンを演ったというのが彼の経歴からすれば異色な感じがするんですが、そーいえばダグオンも等身大のヒーローの高校生を、しっかりと描いてましたね。

今回の作品は、監督だけでなく、音響監督も務めているということは、短期シリーズだからできるのでしょうが、画づくり、音づくり、役者の演技まで含めて、全て自分の作品としてフィルム作りをする、まさに望月作品となりそうですね。
#1~#2話とも自分でコンテ切ってますし。
なにせ、アニメの監督は音響監督を通じてしか、音入れの役者の演技指導もできないシステムだそうですから、音響監督も自らやるということは、自分の思うところの演出を全てフィルムに反映するつもりでしょうか。
単に予算の都合で、自分がやるしかなかったということだったら何ですが・・・。(^^;

さて、望月論になっては何なので、#1話の方ですが、やっぱ不思議な感覚です。
描かれているのは、小学校の男の子と女の子のお話。
小学5年生というのがいい設定ですね。
公太が半ズボンだし(^^;)、小6では中学生を前にして少年少女に入り始めているし、小4では子供だし。
子供と大人の間という表現はよくありますが、それよりも、もっと微妙で淡い、子供から少年少女へ移る時間にいる者の物語という感じがよく出てます。

01kouta 病弱な幼馴染の麻衣のことを気遣い、毎日一緒に登下校する公太・・・本当は友達とも遊びたいけど、麻衣からそれを勧められると強がりをしてしまう公太。

01saiki 理由は知っていても、遊び友達のつき合いが悪いことで公太を冷やかす友達の斎木・・・本当は仲たがいなんかしたくないので、気まずそうな顔をしながらも公太に宿題を見せる斎木。

公太の気持ちは嬉しいけれど、逆に公太の事を思うと、友達とも仲良くしてほしい麻衣・・そんな公太に守ってもらってばかりの自分が守れるものとしての存在の子猫。01mai01
そして、公太と斎木が仲直りして、一緒にサッカーをすることを告げにきたとき、公太に心配させまいと笑顔で送り出しながらも、公太の姿が見えなくなった後に寂しげな表情をする麻衣。

それぞれが子供の単純な心理でなく、自分の感情とともに、相手のことを思いやる複数の複雑な気持ちを抱えながら生きている人間らしいところが描かれています。

そして、子猫を寺の境内で一緒に育てようとする自分を「お母さん」と呼び、公太のことを「お父さん」と呼ぶ麻衣。それは、子猫は私たちの子供みたいなものだからだと。

たしかに、女の子って、突然こんなこと言ったりしますよね。
男の子はとまどうばかりですが。(^^;
子供の頃の精神の発達は女の子の方が早いものですし。

01kouta01 また、病弱な自分を謝る麻衣に「それでも麻衣は麻衣だから」と照れながら言う公太。
そんな公太の思いやりがうれしくて手を繋いでくる麻衣。
いきなりの恥ずかしさに、子猫が見てるからとあわてる公太。
01kouta02 お父さんとお母さんだから、子供に見られても平気と答える麻衣。そして、ちょっとだけだからと。
とまどいながらも、ちょっとだけならと答える公太。
それに、はにかむように「ありがとう・・・」と言う麻衣。

こんな男の子と女の子の、まだ淡い恋とも言えない恋心もうまく表現していると思います。

しかし、これは泣き虫のやさしい死神のお話。
死神は亡くなった人の魂を運ぶのが仕事・・・公太をサッカーに送り出した後、お寺に子猫の面倒を一人で見に行った麻衣は、突然降り出した雨に打たれて、亡くなってしまいます。
01mai02自分は雨に打たれながらも、子猫が寒がらないように、自分のハンカチをかけてあげた後に・・・。
喘息は大人でもツラいらしいですが、まして子供は呼吸器が弱いから、雨に打たれたことによる肺炎か呼吸不全でしょうか。

01kouta03この麻衣の亡くなる直接のシーンを見せずに、間接的に表現しているところも良いです。
雨の降る中、まだ家に帰っていない麻衣を捜す公太。
01kouta04 雨の降る街に響く救急車のサイレンの音。
そして麻衣を捜す公太が見たものは麻衣の家の前から走り去る救急車。
数日経ったのか、雨の日の紫陽花。
登校した公太が見るのは、麻衣の靴がない下駄箱。
麻衣の机の上の花。(これはわかりやすいですね)
01ajisai 01kutu 01flower




直接的な表現でなく、公太の目を通しての表現が、自分の手の届かないところでの麻衣の死に対する公太の無力感、後悔を感じさせます。
あのとき、自分がサッカーに行かなければ。
あのとき、子猫を拾わなければ・・・自分が手伝なわければ。

01weather
でも、一番、悪いのは天気予報をはずした気象庁でしょうか。(・・・ゴメンナサイ。冗談です。 ^^;)

 

人は、何か不幸があったとき、そこに何の悪意がなかったとしても、自分の心の平穏を求めるために、原因を求めたがるものです。
01kouta05 本当は誰も悪くないはずなのに、麻衣を亡くした後悔から、その感情を子猫に向ける公太。


01kouta06でも、間違っているのは自分でもわかっているのか、直接手をくだすのではなく、雨の中、子猫を拾った公園のベンチに再び子猫を置き去りにしよう とすることで、苦しさから逃れようとする公太。せめて自分の雨合羽をかけてやるのが、赦して欲しいと思う心の表れでしょうか。

01momo01 そんな公太の前に現れ、迷いかねいところだった、麻衣の魂と、公太の心を救う死神のモモ。
01rainbow 麻衣の魂が天に昇るとともに、降っていた雨もいつの間にか止み、空に架かるは一筋の虹。それは公太の心にも似て・・・。

01momo03 モモが泣き虫なのは、「死んだ人は、もう泣けないので、代わりに泣いてあげるから」だというフレーズはなかなか良いです。
現実的にはそのとおりです。亡くなった人は、ただ安らかな寝顔を見せるだけです。

と、本当に丁寧に作っているという印象を受ける作品ではあります。
ただ、その分強いインパクトはなく、きちんと画面を見ていれば、かなりの情報量はありますが、地味に見逃してしまいかねないところがあります。

ところで、モモって名前は、やっぱり死神番号100100から百百で「モモ」ですか?(^^

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永久アリス輪舞曲 #8「Croquet-Ground」 & #9「TURTLE'S STORY」

毎度のごとく定期的に書く時間がないので2話セットでいきます。(^^;

■ #8「Croquet-Ground」

08kiraha01前回ラストで、お兄ちゃんのことを少しふっきったよーだった”きらは”ちゃんですが、やはり人の心はそう簡単にはいかないもの。
今宵見るは夢の中でのお兄ちゃんとの禁断の恋.。
それは求めてはいけないもの、許されるはずのないこと・・・夢から目覚めた”きらは”は我が想いに涙します。

08kiraha02 08kiraha03 08kiraha04 08kiraha06




と、それは新たなアリス能力者”アスカ”が見せる人の心の奥に潜む欲望とも言える願望を暴きだしたものなのですが・・・。全国のお兄ちゃん属性の人には、たまりまへんでしょうね。(^^;

しっかし、今回は見事にインモラルな香りプンプンです。
08kirakisa01 08kirakisa02 冒頭の”きらは”の夢といい、有人への想いを無理やり忘れようとキサちゃん家にお泊りに行って、二人でふざけ合う百合っぷりといい、今週のもう一人のアリス能力者”ミカ”の隠された物語といい。

”きらは”ちゃんに有人の当て馬にされたキサちゃんは、、ちょっと可哀相かも。
まぁ、この娘だったら、わかってても喜ぶからいーか。(^^

08mika01 一方、ミカのデザインのモチーフは、見てのとおり赤ずきん
幼い頃のミカは一緒に遊んでくれるお兄ちゃん(おじさん?パパ?・・・ますますヤバイ ^^;)のことを信じきって、ブランコで一緒に遊んでいたところを、

08mika02 08mika03
「もっと楽しいことをしようか」

と誘われて・・・悪い男のオオカミに喰われちゃったのね。パックン。
08mika04 08mika05(それは、時節柄まずかろー)



現実に受けた子供の頃の心のキズが、それを庇う心の物語を生み、アリス能力をもたらしていたため、物語を失うと同時に、それまで抱えていた心の痛みも消えることになりますが、それは同時に心も失うこと。
08mika06
まるで心がからっぽになったみたい・・・

と言うミカは、まるで魂の抜け殻、心のない人形のような表情です。
その一連を見ていた”きらは”ちゃんは、自分の醜い心から解放されるためには、自分の物語をアスカに奪わせれば・・・と、一人深夜の図書館に。

そこを、身を挺して救ってくれた有人。

(兄としては)きらはの気持ちには応えられない・・・でも、誰よりも大切に思っている。
08kiraha07 08ari03 08ari04





有人のその優しい想いが込められた言葉に、妹としての自分に、ただ涙するしかない”きらは”。
人を想い恋うる心は大切ですが、黙って忍ぶ恋もありますよね。
そのような想いが人を成長させてくれると思います。やがて、大きく広く包み込むような愛に変わるまで・・・。

しかし、てっきり物語後半はタキオンの手先として、リデルさんが絡んでくるかと思いましたが、別のヒールを配置しましたか。

【 今週の1枚+1枚 】
08kisa01 きらはちゃんの食べたとこ、一際おいしそうですの~。
間接キスですの~。

・・・こらこら。(^^;

08kisa02 お兄ちゃんのことを思って食欲のない”きらは”ちゃんが、一口食べた自分のパフェを勧めたところに、キサちゃんの妄想独り言。
しかし、そこをキリカ先輩に先に頂戴されて怒りの炎メラメラ。(笑)


■ #9「TURTLE'S STORY」

すっかり、悪役で登場したアスカの今回のターゲットはキリカ先輩。
キリカ先輩のアリス姿が子供なのは、幼年期の何かが原因だと#3話の初登場の際に自分で言ってましたが、その理由が今回明らかに。

事故死した両親から英才教育を受けていたキリカ先輩は、子供の頃から飛び級で大学に入るほど優秀でしたが、それゆえに同年代の友達もなく、愛想笑いもしない子供は周囲からも避けられる存在。
09rolina 一人で過ごすそんな日々に現れたのは、同じアリス能力者、メルヴェイユスペースへの鍵を持ったロリーナ。

他人とは違う、同じ秘密の能力を持った者どうしが仲良くなるのは時間がかからないもの。
幼い魂の二人だけの時間を共有する日々が過ぎてゆきます。

まぁ、なんでキリカ先輩が既に子供の頃から、アリス能力者だったのかという疑問は残りますが、心の物語のキーワードは心の傷、隠された想いのようなので、 やはり疎んじていた両親とはいえ、事故で一度に亡くしたことは、表には出なくとも、子供にはかなりの傷だったとゆーことでしょうか。

さて、そんなある日、教会でかくれんぼをしていた二人ですが、鬼役だったキリカ先輩は、ロリーナが隠れていた棺のふたを、ほんのちょっとしたイタズラ心で閉じてしまいます。
09ba しかし、あわてて泣きだすロリーナを見たら、すぐに開けるつもりだったところが、そのとき教会に入ってきた数人の男達によって運び出された棺は、そのまま火葬場の中へ。
09kirika01にまかれる狭くて暗い棺の中に入ったままのロリーナは・・・。

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って、前回のインモラルなネタに続き、今回は間接的とはいえ大切な人を焼き殺した(!)、犯した罪の贖罪ネタで、さすがにそれはまずかろーという、重 い過去かと思ったら、実は棺が火葬場に入れられる前に、ロリーナは棺の中に気づいた大人たちから助けられていたということでした。(^^;
だいたい、祭壇の前に置かれている棺の中に隠れるということは、中は空だったということで、本当の葬儀の際に分かるでしょうが、火葬場の前で助けられていたということは、何かのセレモニーで使ったものを焼却しようとしてたのかな?
ただのコンテ失敗かもしれませんが。(笑)

09lolina02 それでも、一歩間違えばかけがのない大事な友達を殺してしまうところだったということと、そのためにロリーナに友達であることを否定された精神的ショックは、キリカ先輩の中でロリーナの存在を死んだものとして消してしまいます。
09kirika02それが、死んでもいない、墓もないロリーナの毎年の命日に花を供えるという行為をキリカ先輩に続けさせることに・・・。

そんな心の奥に秘めていた闇をアスカに突かれたキリカ先輩は物語を奪われてしまい、自分の心を誤魔化していた罰、子供の頃に負った傷からの逃避を止める頃合だと自分を納得させようとしますが、有人は
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それは逃避じゃない。自分の心を救うための物語だったんだ!

とキリカ先輩に告げます。
自分の心に正面から向き合う強さは必要ですが、傷ついた心を癒す時間は必要でしょう。

09alice01 そして、今回、アスカの技が効かなかった”ありす”には、過去の記憶がないことが判明します。
とゆーことは、永遠の少女=アリスとして作られた存在、ホムンクルスとか?
または、物語の中の少女が実体化した存在とか。
本当の魂を得るためには、人間として傷つくのが当たり前の、少女達の心の物語を、哀しみを、そしてその先にある喜びを得るための本集めでしょうか。
言えば、いろんな人たちの経験値をまとめて一つの人格を作り上げるってとこかな。
残り4話で、どう落とし前つけてくれますかね。

【 今週の1枚 】
09alice 今週のアリス能力者”トウコ”・・・能登ですよ、能登。
なんちゅーか、声で一発でわかっちゃいますね。
でも、チョイ役、やられ役。(^^;

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